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ミジンコの形態形成遺伝子の機能と分子進化

研究課題

研究課題/領域番号 09760307
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関東京薬科大学

研究代表者

志賀 靖弘  東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (00277253)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードDaphnia / ホメオティック遺伝子 / 形態形成遺伝子 / ミジンコ / ホメオボックス / 胚発生 / 形態多様性 / 分子進化
研究概要

1) ミジンコHox遺伝子の発現時期および領域の特定
研究代表者がクローン化したミジンコのUbx/Abd-Aタンパク質に保存されている配列を認識するモノクローナル抗体を用いて、ミジンコ全胚に対する免疫染色を行った。その結果、これらの遺伝子産物は形態がよく似た第2、第3、第4胸脚で発現をしているが、形態の全く異なった第1および第5胸脚では全く発現が見られなかった。ミジンコと同じ甲殻類に属するブラインシュリンプでは、胸脚の形態はほぼ同じであり、Ubx/Abd-Aタンパク質はこれら全ての胸脚で一様に発現することがこれまでに明らかになっているが、研究代表者が得た結果と比較すると、ミジンコの胸脚の形態の違いは、異なったHox遺伝子が発現することにより決定されている可能性が示唆された。
2) ミジンコの形質転換系の開発
ミジンコ由来のレトロポゾンの5'-LTR中にプロモーター活性があるかどうかを確認するために、大腸菌由来のベータ・ガラクトシダーゼをレポーター遺伝子に用いたプラスミドを構築した。現在ミジンコ胚由来の培養細胞株の樹立を試みており、細胞株を樹立でき次第プロモーター活性の有無を確認する予定である。
3) ミジンコHox遺伝子ををコードする染色体DNAのクローン
ミジンコ染色体DNAライブラリーからAntp遺伝子をコードするクローンの単離に成功した。現在塩基配列の決定中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 志賀 靖弘: "ミジンコの可能性-進化と形を遺伝子でつなぐ" 生命誌. 6. 20-21 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Tokishita,Shinichi: "Cloning and analysis of a cDNA encoding a two-domain hemoglobin chain from the water flea Daphnia magna" Gene. 189. 73-78 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Ohta,Toshihiro: "An assay system detecting environmental toxicants with cultured Cladoceran eggs in vitro" Environmental Research. (in press). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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