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シクロペンテノン型抗癌性プロスタグランジンへの感受性と輸送体分子発現の相関

研究課題

研究課題/領域番号 09770059
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 薬理学一般
研究機関山梨医科大学

研究代表者

金井 直明  山梨医科大学, 医学部, 助手 (40194881)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードシクロペンテノン型プロスタグランジン / PGT
研究概要

シクロペンテノン型PGは現在使用されている抗癌剤とは全く異なる作用機序を有する強力な抗癌剤である。トランスポーターにより細胞内に取り込まれ、核に移行し核内でp21を誘導し、p53非依存的に細胞周期をG1期で停止させる。これはPGE1,PGE2,PGF2a PGD2などの細胞表面にある受容体に作用する古典的PGとは全く異なる作用である。この型のPGではトランスポーターが極めて重要な意味を持つが、その実体は明らかでない。我々のクローニングしたプロスタグランジン トランスポーター(PGT)がこの過程に関与しているかどうか検討するため、ヒトPGTの安定発現株を作成した。
本年度はヒトPGTへの親和性がPG誘導体のどのような構造と相関するのか基本的な情報を得た。33種類のPG誘導体について検討した。PGTへの親和性を低下させると思われる特徴的な構造は、16位の3級炭素、C15位のケト基、C15位のメトキシ基、C6位のケト基、α鎖末端カルボキシル基のエステル化、Δ13二重結合の還元体の6構造であった。
シクロペンテノン型PGのPGTへの親和性は、PGA1約2uM、PGA2約1uM、PGJ2約4uMであった。今後、PGT安定発現株と非発現株におけるPGA1への感受性の違いを検討する予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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