• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

平滑筋の発生・分化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09770075
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関大阪大学

研究代表者

高宮 考悟  阪大, 医学部, 助手 (40283767)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード平滑筋細胞 / ES細胞 / 初期発生 / 中胚葉 / 分化 / 平滑筋型α-アクチン / カルデスモン
研究概要

まず、現在までにES細胞を用い神経、骨格筋細胞への分化系培養が報告されているため、これを参考とし平滑筋細胞への分化系培養を試みた。一定期間細菌培養用ペトリデッシュにて浮遊培養(aggregation culture)を行った後、細胞を通常の細胞培養用ペトリデッシュへ移し接着させた。その後、数日の培養を行い、各種平滑筋細胞のマーカー蛋白質に対する抗体を用い、ウエスタン解析と細胞染色を行い結果を検討した。この培養期間中、各stageの培養時間や、分化刺激として添加するretinoic acid,DMSO等の添加時期、濃度等の条件を検討した。その結果、低濃度のretinoic acidを用いることにより多くの細胞が平滑筋細胞のマーカー蛋白である平滑筋型α-アクチンを発現することがわかり、他のマーカー蛋白質もin vivoの発生における時間的な発現様式に従い発現していることがわかった。また、発生初期に発現が見られる中胚葉のマーカー遺伝子もRT-PCRを用い検出されたことより、ES細胞を平滑筋初期発生の研究モデルとして使用することが適当と思われる結果が得られた。しかし、それらの発現量や、分化型平滑筋細胞のマーカー蛋白質であるカルデスモンは、1-型を示していた。また、一部には平滑筋の形質を示さない細胞も混在しているため、なおこの細胞培養系において細胞のcloningを含め改良が必要であると考えらた。現在、各種培地、添加剤等の検討を行っている。また発生した平滑筋細胞が、確かに完全に分化した状態のものであるか、生理学的機能を含め検討中である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kawashima M.: "Differential expression of isoforms of PSD-95 binding protein (GKA/SAPAP1) during rat brain development." FEBS Lett.418. 301-304 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi