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チロシンホスファターゼによるSykおよびLynチロシンキナーゼの活性制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 09770079
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関神戸大学

研究代表者

柳 茂  神戸大学, 医学部, 助手 (60252003)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードチロシンフォスファターゼ / CD45 / SHP-1 / チロシンキナーゼ / Syk / Lyn / B cell receptor / Src / チロシンホスファターゼ / SHIP
研究概要

我々は血球系、免疫系に発現するチロシンキナーゼSykの機能解析に従事してきた。とくに最近、免疫系の培養細胞から遺伝子相同組換えによる遺伝子ノックアウト法を用いてSykの欠損変異株を樹立し、SykはSrcファミリーチロシンキナーゼと共に免疫担当細胞の増殖、分化、細胞死の早期シグナル伝達に必須分子であることを明らかに出来た。現在、SykおよびSrcファミリーチロシンキナーゼの活性制御機構に密接な関与が予想されるチロシンホスファターゼ群(CD45,SHP-1)との関係が大変注目されている。我々は免疫系の培養細胞よりこれらのチロシンホスファターゼの特異的欠損変異株の樹立に成功しており、SykおよびSrcファミリーチロシンキナーゼとの相互作用を分子レベルで解析した。以下にこれまでの知見を列挙する。
1. CD45欠損細胞ではB cell receptorからの刺激によるSrcファミリーチロシンキナーゼLynの活性化が著しく抑制されており、Lyn欠損細胞と同様のPhenotypeを示した。
2. SHP-1欠損細胞をもちいてKiller cell inhibitory receptor(KIR)からの抑制シグナルにSHP-1が必須の役割をしていることを明らかにした。
今後、さらにこれらの変異株を用いて免疫細胞の増殖、分化、細胞死におけるチロシンキナーゼとチロシンホスファターゼの機能および調節機構を詳細に明らかにしたい。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ono,M.: "Deletion of SHIP or SHP-1 Reveals Two Distinct Pathways for Inhibitory Signaling." Cell.90. 293-301 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Ono,M.et.al.: "Deletion of SHIP or SHP-1 Reveals Two Distinct Pathways for Inhibitory Signaling." Cell.90. 293-301 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Yoneya,H.et.al.: "Antibodies directed against ZAP-70 cross react with a 66 kDa tyrosine kinase in the rat brain." Biochem.Biophys.Res.Commun.(in press).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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