研究課題/領域番号 |
09770104
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病体医化学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
佐藤 英介 大阪市立大学, 医学部, 助手 (60211942)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 好中球 / 活性酸素 / プライミング / 口腔内 / NF-kB / チロシンリン酸化酸素 / HL-60 / アンチセンス |
研究概要 |
循環血液中の好中球の活性酸素産生能は低いが、起炎物質などでプライミングされると数十倍に活性化される。これまでに、腫瘍壊死因子(TNF-α)や顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)等によるプライミングにはチロシンキナーゼの活性化と115kDa蛋白チロシン残基のリン酸化が関与していることを報告してきた。今年度は口腔内好中球の、活性化に関わる因子について解析して以下の知見をえた。(1)健常人より末梢血好中球と口腔内好中球を単離し、NF-kBのp55とp65そしてIkBの発現をウエスタンブロッテングで解析した結果、いずれの好中球も発現が認められた。(2)転写活性をゲルシフトアッセイで解析した結果、無刺激では、末梢血好中球には活性が認められないが、ホーボルエステルなどで刺激すると活性化された。一方、口腔内好中球は、無刺激でも、強い活性が認められた。(3)蛍光Differential Display法を用いて、口腔内好中球に特異的に発現しているmRNAを解析したところ、数種のタンパク質の発現が見られた。これらのmRNAのうち、もっとも強く発現していたものを塩基配列を解析した結果、PAC418A9と70%のホモロジーの、未知のタンパク質である可能性が示唆された。(5)口腔内好中球は、自発性にミエロペルオキシダーゼとNOを放出するため、電気化学検出器を用いたHPLCによる解析の結果、ニトロチロシンよりもむしろクロロチロシンが生成される傾向が示されつつある。
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