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緑膿菌サイトトキシン受容体の生化学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 09770174
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関信州大学

研究代表者

大西 真  信州大学, 医学部, 助手 (10233214)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード緑膿菌 / 細胞毒素 / 毒素受容体 / 毒素 / 受容体
研究概要

今年度は緑膿菌サイトトキシン(CTX)受容体分子の単離・精製を行うことを目標に以下の実験を行った。
膜表面ビオチン化リンパ球の界面活性剤処理後可溶画分にCTXを加え、CTXとそれに結合する分子とを架橋試薬により固定化し、抗CTX抗体を用いて免疫沈降をおこなった。沈降物をSDS-PAGEで分離後膜に転写し、ストレプトアビジン/アルカリ性ホスプァターゼ標識抗ストレプトアビジンを使ってCTX結合蛋白を同定を試みた。しかしながら、特異性および再現性に問題があり、今回使用した系の最適化が必要と考えられた。また、CTXは、GPI分子でアシカリングしている膜蛋白を介して標的細胞膜へ結合していることを示唆する知見を昨年度得たので、膜表面ビオチン化リンパ球のPI-PLC処理したのち同様の実験をおこなったが充分な結果は得られなかった。加えて,これまでの解析でPI-PLC処理により遊離した分子がCTXに結合可能である確証がえられなかった。特異性の問題を解決するためには結合能を失った変異毒素を作成し、解析のコンロールに使用することが結合蛋白の同定に重要であると考えられる。そこでPCRによるランダム変異法で変異毒素を得るためのスクリーニング法を確立した。これまで12種類の一アミノ酸残基置換活性低下変異毒素の取得に成功している。これらの性状解析を行うことで結合能低下毒素をえることが期待され、受容体分子の単離に利用できると考えられる。
本毒素に対する各種の培養細胞感受性を検討したが、これまでの解析のなかで最も感受性をしめすウサギ好中球に匹敵する高感受性細胞は見つからなかった。今後高感受性培養細胞を検索することが本研究の発展に必要と考えられた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Makoto Ohnishi: "Purification and characterization of procytotoxin of Pseudomonas aeruginosa pimer to monomer conversion of protoxin by proteolytic activation" J.Biol.Chem.273・1. 453-458 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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