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ギランバレー症候群を誘発するカンピロバクター・ジェジュニの病原因子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 09770185
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関九州大学

研究代表者

藤本 秀士  九州大学, 医学部, 講師 (30199369)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードカンピロバクター・ジェジュニ / Campylobacter jejuni / レクチン / 血清型
研究概要

Campylobacter jejuni(C.jejuni)腸炎の合併症としてGillain-Barre症候群(GBS)がおきることが報告されている。日本におけるGBS患者由来のC.jejuni菌株は、散発性腸炎では稀な血清型であるO19型が多いことが知られている。5種類のレクチンを用いたレクチン型別においては、O19型C.ejuni菌株のうち、GBS患者由来菌株と非GBS患者由来株との有意差が報告されていた。今回、O19型のGBS患者由来菌株、非GBS患者由来菌株のレクチン型別を、ELISAプレート法、スライド凝集法の両方で調べた。被検菌株はGBS患者由来株6株を含むO19型菌株12株とO1群9株、O2群9株である。レクチンはWGA,STA,PNA,BPA,WFAを使用した。その結果、O1群、O2群では、同一血清型(O,LIO)の菌株においても、レクチン型にバリエーションが認められた。それに対して、O19型では、12株すべてが同一であった。さらに、O19型菌株については、異なる条件下で検討したが、GBS患者由来菌株、非GBS患者由来菌株には有意差は認められなかった。この結果は、O19菌株のclonalityの高さを示すものと考えられ、これまでの遺伝子解析(flaAtyping,Randum Amplyfied Polymorphic DNA)の結果とも一致するものである。これらの事から、O19型菌株は、GBSを誘発する未知の遺伝子を保持し続けている可能性が高いと考えられ、本血清型菌株の遺伝子配列の決定が、本神経疾患の病因解明に必要不可欠と考えれれた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤本秀士: "Guillain-Barre症候群患者より分離されたCampylobacter jejuni菌株の検討" 日本細菌学会雑誌. 53・1. 267 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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