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ED−PCR法によるカルバペネム耐性緑膿菌の検出と分子疫学および病原性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 09770186
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関長崎大学

研究代表者

平潟 洋一  長崎大, 医学部附属病院, 講師 (50238341)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード緑膿菌 / カルバペネム耐性 / enzymatic-detection PCR / パルスフィールドゲル電気泳動法
研究概要

伝達性カルバペネム耐性遺伝子bla_<IMP>を保有する緑膿菌やセラチア菌などが国内20以上の施設から分離されているが、各施設における詳細な分離状況や患者背景については不明であった。今回、DNAの簡易抽出法とenzymatic detection-PCR法を組み合わせたbla_<IMP>遺伝子の簡易スクリーニング法を開発し、1日あたり数百菌株のスクリーニングが可能となった。1991年から1995年に当院では約4000株の緑膿菌が分離されているが、ceftazidime耐性(MIC64μg/ml以上)で一次スクリーニングを行い、これらの緑膿菌について同遺伝子のスクリーニングを行った。対象として検討したceftazidime感受性緑膿菌は全てbla_<IMP>遺伝子陰性であった。5年間に45症例からbla_<IMP>保有緑膿菌が分離されていたが、92年にピークを認めその後は減少傾向にあった。56%で悪性疾患が基礎疾患であり、大部分に術後、抗癌剤投与などのリスクファクターが認められた。尿路検体が42.2%と最も多く、次いで呼吸器検体と膿・分泌物がそれぞれ22.2%であった。bla_<IMP>遺伝子の存在そのものが直接患者の死因と考えられた例が認めなかった。多剤耐性株が多かったが、imipenem、aztreonam、ciprofloxacinには感受性を示す株も認められた。パルスフィールドゲル電気泳動法による解析の結果、複数の患者間伝播のエピソードが疑われた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Hirakata,et al.: "Pistribution and Clinical Background of Psendomorasaeroginosa Carrying the Mettalla-β-Lactamase Gene blaIMP" AMERICAN SOCIETY FOR MICRBLIOLOGY 97th General Meeting Abstract. 376- (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 平潟 洋一: "緑膿菌の病原因子と敗血症の発症因子" MINOPHGEN MEDICAL REVIEW. 42.6. 275-290 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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