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地域ベースでみた糖尿病患者の予後、特に虚血性心疾患発生との関連に関する疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09770265
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関大分医科大学

研究代表者

斉藤 功 (斎藤 功)  大分医大, 医学部, 助手 (90253781)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード75gぶどう糖負荷試験 / 基本健康審査 / 糖尿病型 / 糖尿病家族歴 / 肥満 / 高血圧
研究概要

大分県M保健所管内の7町村では、昭和62年度〜平成7年度にかけて基本健康診査の血糖検査として、75gぶどう糖負荷試験(OGTT)を実施してきた。本研究は、後向きコホート研究に基づき、OGTT受診者の追跡予後調査を行い、糖尿病と循環器疾患発生との関連を検討するものであった。初年度は、OGTT受診時のコホートを設定することを目的に、対象者のベースラインでの検診成績を収集し、横断的に検診成績とOGTTの区分との関連をみた。そして、本研究対象となる7町村の内の4町村について、OGTTを受診した945人の受診年度の検診成績と判定区分との関連について検討した。糖負荷試験の判定区分をWHOの基準により男女別にみたところ、糖尿病型は男性で26.7%、女性で27.5%、またIGT(2時間値が140mg/dl以上)が男性で24.2%、女性で20.1%であった。検診成績との関連を男女別にみると、男性では肥満、糖尿病家族歴、収縮期血圧、拡張期血圧、中性脂肪、GOT、GPTが、また女性においては、肥満、収縮期血圧、総コレステロール、中性脂肪、GPTの各因子が年齢を調整した上でも糖負荷試験の区分と有意な関連を示した。さらに、多重ロジスティック回帰分析より、OGTTにおける糖尿病型の有無を目的変数とした場合、糖尿病家族歴、肥満、高血圧の有無のオッズ比が、それぞれ2.5(95%信頼区間1.6-4.0)、1.6(1.2-2.3)、1.6(1.1-2.2)であった。これら糖尿病型と関連する要因は、従来の報告とほぼ一致するものであった。地域において糖尿病スクリーニングのためにOGTTを受診した対象者において、糖尿病型に関連してこれら3要因が重要であることが示唆された。糖尿病家族歴、肥満、高血圧は、今後地域の健康管理の場において糖尿病の予防を推進していく上で重要な因子であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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