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生活要因、健康診断検査値と脂肪肝の関連性についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 09770274
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関北里大学

研究代表者

篠原 聡  北里大学, 医学部, 助手 (50276151)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード生活要因 / 脂肪肝 / 体脂肪率
研究概要

1. 対象者に対して健康診断および生活習慣に関するアンケートを実施した。対象者は19の事業所に勤務する男性5187名である。HBsAgおよびHCVAbが陽性であり、ウイルス肝炎が疑われる者は対象から除外した。年齢構成は、全体では40歳代が48.2%とおよそ1/2を占めていた。ついで50歳代が30.8%、30歳代が12.7%、20歳代が4.8%であった。
2. 腹部超音波検査による脂肪肝の判定では5017名(96.7%)が異常なしであり、170名(3.3%)が脂肪肝という判定であった。肝臓における脂肪の沈着程度は肝腎コントラストにより判定し明らかに脂肪沈着ありと判断できる対象者を脂肪肝とした。
3. 対象者に対しておこなった血液検査では、GOT、GPT、γ-CTPの肝機能、および中性脂肪、総コレステロールも、脂肪肝を有する群で異常値を示す者の比率が高かった。体格指数であるBMIにおいても脂肪肝の群で肥満の数値を呈する者が多かった。
4. 生活状況では通勤時間、労働時間が長い群で脂肪肝の比率が高かった。よく歩くかどうかや飲酒、喫煙、朝食摂取、揚げ物摂取、などの生活習慣に関しては脂肪肝の有無による傾向の違いは認められなかった。
5. 今回の結果では通勤時間、労働時間が長い高ストレス群に脂肪肝が多く、またこれらの群はコレステロールや中性脂肪が高値であり肥満傾向である結果を得た。脂肪肝を有する群にはストレス対策および成人病予防も含めた総合的な対策が必要であると考えられる。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 谷口志穂: "癌の予防方法とコントロール 喫煙と飲酒と癌予防" medicina. 35(3). 414-416 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 篠原聡: "男性労働者における飲酒と生活要因および肝機能障害との関連" 日本災害医学会会誌. 44・12. 734-739 (1996)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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