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健康診断の受診間隔の最適化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09770279
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

高橋 英孝  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (70271369)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード健康診断 / 受診間隔
研究概要

健康診断で所見を認めない者を追跡することで、健診項目毎に適正な受診間隔を設定することが本研究の目的である。
平成9年度に作成したデータベースを元に解析を行った。平成3年の健診受診者65,202人中、血圧測定と血液検査を実施したのは24,803人(男性21,825人)であった。このうち健診成績に異常を認めず、内科的疾患で服薬中でない40〜59歳の8,255人を対象として1995年まで4年間追跡した。追跡期間中に健診を受診しなかった者は脱落者として扱い、最終的に4,200人(男性3,440人)を解析対象者とした。収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上、総コレステロール220mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl以上、空腹時血糖110mg/dl以上、尿酸は男性8.0mg/dl以上または女性6.0mg/dl以上、GOT45IU/l以上またはGPT40IU/l以上を各々検査異常と定義し、検査異常を認めなくても内服治療を行っている場合は異常と判定した。
検査項目毎に最初に異常と判定された時点で発症者とし、観察期間毎の発症率を算出し、性年齢階級および検査項目毎に最初の1年間の発症率を基準として、2年間、3年間、4年間における発症率との比較を行い、有意差を認める前の年を健診受診推奨年と判定した。
男性では、40〜44歳と45〜49歳で全ての項目の次回受診推奨年は1年後であった。50〜59歳では血圧、中性脂肪、空腹時血糖、尿酸が1年後、総コレステロールと肝機能検査が2年後であった。
女性では、40〜44歳で血圧と尿酸が1年後、総コレステロールと中性脂肪が2年後、空腹時血糖と肝機能検査が3年後であった。45〜49歳では血圧、総コレステロール、中性脂肪および尿酸が2年後、空腹時血糖が3年後、肝機能検査が4年後であった。50〜59歳では血圧が2年後、総コレステロールと尿酸が3年後、中性脂肪、空腹時血糖および肝機能検査が4年後であった。
健診項目毎の適正な受診間隔を設定することで不必要な健診受診がなくなり、医療経済的にも有益な効果をもたらすことが期待される。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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