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気管支喘息におけるヘルパーTリンパ球および気道上皮細胞の機能制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09770321
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関獨協医科大学

研究代表者

有馬 雅史  獨協医大, 医学部, 助手 (00202763)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード気管支喘息 / リンパ球 / 気道上皮細胞 / サイトカイン / CD80 / CD86 / 抗原提示細胞
研究概要

【目的】T細胞の活性化に,抗原提示細胞のCD80,CD86及を介したsignalが重要と考えらる.今回,気管支喘息におけるT細胞活性化に対するこれらcostimulatory分子の関与について検討した.【方法】ダニIgE-RASTスコアー3以上を呈するアトピー型喘息患者及び健常者2群のPBMをダニ抗原10μg/mlで刺激しリンパ球のCD28,単球のCD80,CD86の発現を経時的にtwo-color FACSで解析した.又,培養上清中のIL-5をELISA法にて測定した.【結果】健常人,喘息患者ともに,CD3陽性細胞のCD28は,無刺激でも既に強く発現しており,抗原刺激によっても有意な変化が認められなかった.CD14陽性細胞のCD80の発現は,抗原刺激後24時間より増強し,健常人では,以後減弱,喘息患者では,72時間後にピークを示した.CD86の発現は,健常人では,有意な変化が認められず,喘息患者で刺激12時間後より増強し,72時間後にピークを示した.CD80,CD86は,喘息の重症度に依存して増強傾向を示した.IL-5の産生は,抗原刺激後48時間後より喘息患者で有意に認められ,特にCD80の発現と有意な正の相関を示した.【結論】アトピー型喘息では,T cellの活性化にCD80,CD86のcostimulatory signalが関与することが示唆された.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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