研究課題/領域番号 |
09770362
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
奥宮 清人 高知医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (20253346)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | グアニリン / ウログアニリン / 腸クロム親和性細胞 / セロトニン / ラット十二指腸 / 管腔分泌 / モチリン |
研究概要 |
腸クロム親和性細胞におけるセロトニン、グアニリン、ウログアニリンの細胞内局在に関する研究;グアニリン、ウログアニリンはGuanylate cyclaseを活性化し腸管分泌を亢進させるペプチドとして知られている。グアニリン、ウログアニリンを合成し、分泌する細胞を同定することはそれらの生理学的機能を解明するために重要であるが、それらの細胞内局在については議論がある。今回はグアニリン、ウログアニリンの細胞内局在を特にEC細胞との共存に焦点をあてて、電子顕微鏡学的に検討した。ラット腸管を使って、前包埋法によりグアニリン、ウログアニリン抗体にて、DABで染色し、その細胞を更に、後包埋法によりセロトニンとクロモグラニンの局在をimmunogold法にて調べた。グアニリン陽性細胞の殆どが、セロトニンとクロモグラニンの共存を認めた。一方、ウログアニリン陽性細胞はその一部でセロトニンとクロモグラニンの共存を認めたが、多くは、特異なウログアニリン顆粒のみを有しセロトニンとは共存しない細胞が存在した。グアニリン、ウログアニリン陽性細胞のいずれも細胞の管腔側に分泌顆粒の集積を認め、これらのペプチドが活発に外分泌されている可能性を示唆した。
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