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消化管粘膜細胞の遊走・増殖・分化、癌化機構における増殖因子及びCOX2の役割

研究課題

研究課題/領域番号 09770383
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

清水 秀剛  順天堂大学, 医学部, 助手 (80235663)

研究分担者 小林 修  順天堂大学, 医学部, 助手 (80296871)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード炎症性腸疾患 / Cyclooxygenase 2 / Rat Intestinal Epithelial Cell / Lipopolysaccharide / Interferonγ / Inducible Nitric Oxide Synthase / NF-kappa B / cyclooxygenase2 / transfection / 胃粘膜損傷修復 / sense / antisense
研究概要

近年、潰瘍性大腸炎を始めとする炎症性腸疾患で腸管上皮紐胞にCyclooxygenase2(COX2)とInducible Nitric Oxide Synthase(i-NOS)が発現していることが報告されている。これらの物質の炎症及び癌化への関与について種々の報告がなされているが相互関係については一定の見解が得られていない。
今回、Phenotypeが、正常細胞に近いRat Intestinal Epithelial Cell(RIE cell)にCyclooxygenase2(COX2)をoverexpressionさせた細胞及びparental cellを使用しLipopolysaccharide(LPS)とinterferon γ(IFNγ)を投与し、i-NOSの発現を調べた。その結果
1、 Parental cellでは、LPSIFN両者を投与したとき6-12時間後をピークi-NOS蛋白貿が、3時間をピークにi-NOS m-RNAの発現が認められた。
2、 COX2をoverexpressionさせたRIE cellでは、i-NOSの発現が蛋白質、m-RNAの両者で低下していた。
3、 i-NOSの発現調節に及ぼすCOX2の影響を調べるためにIFNの転写因子であるIRF-1蛋白の発現とLPSの転写因子であるNF-kappa B活性につきGel shift assayで調べたところ、COX2 overexpressd cell群で、NF-kappaBの発現の低下を認めた。
4、 NF-kappa Bのcomponentを調べる為、Super shift assayを施行した。その結果、parental cellのNF-kappa Bは、p65とP50のhetero dimmerとp50のhomo dimmerの2つより横成されており、COX2 overexpressd cellでは、p65とP50のhetero dimmerのみで構成されていた。
以上の結果が、いかなる影響を炎症性腸疾患の病態に与えているかをNF-kappa Bによって制御されるケモカインの発現や、NOにより引きおこされるアポトーシスの関係から今後は調べて行く予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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