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新生児・未熟児リンパ球の抗ウィルス性蛋白MxA発現現能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09770535
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

今村 博明  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (90242495)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードMxA蛋白 / 新生児
研究概要

先天性ウィルス感染症例におけるリンパ球の抗ウィルス蛋白MxA発現の解析
臍帯血100例近く集めたが,残念ながら研究期間に先天性ウィルス感染症例は1例もなかった。測定した臍帯血92例全例MxA発現は認められなかった。
そこでウィルス感染が強く疑われた新生児から小児を対象にMxA発現の有無を検討した。
対象は,新生児5例,呼吸器感染症11名,腸管感染症12名。
結果は,新生児5例中3例(60%),呼吸器感染症11例中7例(63.6%),腸管感染症12例中6例(50%)であった。
考察
1. 新生児5例は全例発熱を主訴とした症例であり,MxA発現が認められた3例は全身状態良好でこの結果により抗生剤の投与もせず,自然に軽快していった。通常新生児期の発熱は敗血症・髄膜炎を疑い多種類の検査および強力な治療を行わなくてはいけないが,MxA発現を見ることにより必要なくなる症例があり,有用な検査となりうる。
2. 呼吸器感染症・腸管感染症において,発病時期から測定までの時間が長くなるとMxA発現が認められなくなる傾向があった。したがって病初期の診断に有用であると考えられた。
3. 以上より,先天性ウィルス感染症の場合慢性の経過をたどることから,出生時の診断にMxAを利用することは難しいと考えられた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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