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骨成長および代謝性骨疾患におけるα_vインテグリン類の破骨細胞形成に及ぼす重要性

研究課題

研究課題/領域番号 09770548
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関岡山大学

研究代表者

井上 勝  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (20253023)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード破骨細胞 / α_vβ_3インテグリン / α_vβ_5インテグリン / IGF-I / IGFBP-3 / 非荷重 / 破骨細胞前駆細胞 / インテグリンα_vβ_5 / インテグリンα_vβ_3
研究概要

破骨細胞前駆細胞をST-2細胞と共培養すると破骨細胞に分化する。この過程において、α_v関連インテグリン類のmRNAの発現を調べると、当初β_5インテグリンが優位で、β_3インテグリンは認められないが、破骨細胞形成に従ってβ_5インテグリンは減少し、β_3インテグリンが出現、増加することが著者らの検討により明らかとなっている。そこでinvivo、in vitroにおいて破骨細胞形成を刺激する可能性のある1nsulin-like growth factor(IGF)-I.IGF-I/IGF binding protein(BP)-3複合体の効果を検討したところIGF-IもしくはIGF-1/IGFBP-3はともにTRAP陽性細胞数を増加させたが、β_3、β_5インテグリンには明らかな変化を示さなかった。さらに、非荷重により骨量減少を起こすことが明らかとなっている尾部懸垂ラットにおいてもα_v関連インテグリン類の発現調節の検討をおこなった。Tartarate resistance acid phosphatase(TRAP)陽性細胞数は尾部懸垂1週間後、3週間後とも対照に比較して尾部懸垂ラットでは増加していたが、3週間後の尾部懸垂ラットのTRAP陽性細胞数は1週間後の尾部懸垂ラットの1/7に減少していた。β_5インテグリンは1週間後、3週間後とも尾部懸垂ラットでは対照に比較して2倍に増加していた。β_3インテグリンは1週間後、3週間後とも対照に比較して著明な変化をみせなかった。非荷重によりβ_5インテグリンを発現する破骨細胞前駆細胞が増加し、その結果、破骨細胞形成能が亢進し、TRAP陽性細胞数の増加を引き起こしたと考えられた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masaru Inoue: "Identification of a GM-CSF responsive region in the murine β_5 integrin promotor" Journal of Bone and Mineral Research. 12・S1. S159-S159 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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