研究課題/領域番号 |
09770554
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
木村 重美 熊本大, 医学部附属病院, 助手 (60284767)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | dystrophin / プロモーター / エンハンサー / lacZ / トランスジェニックマウス / 発現 / MEF-2 / M-CAT |
研究概要 |
1.DNAモチーフ解析 筋型エクソン1の上流7008bpの領域には心筋・骨格筋・平滑筋に関連するcis-acting elementsとしてE-boxが32カ所、MEF-2とTREが2カ所ずつ、M-CATとCArG boxがそれぞれ1カ所ずつ見つかった。そのほかsilencer binding siteが2カ所見つかった。 2.dystrophin promoter-lacZの培養細胞への導入・発現解析 11種類のコンストラクトを作製し、リボフェクションによってC2/4 myoblastに導入し、myotubeでの発現を調べたところ7kbのイントロン1内にエンハンサー活性が認められた。 3.トランスジェニックマウスの発現解析 7kbのプロモーター領域にlacZ遺伝子をつなぎ、さらにエンハンサーとして7kbのイントロン1をつけたtransgeneを使ってトランスジェニックマウスを作製してX-gal染色によってlacZ遺伝子の発現を調べたところ、embryoでは骨格筋・心筋共に強い発現が見られたが、adultでは骨格筋の発現が著明に減弱していた。また血管平滑筋にもembryoからadultになるまで発現が見られた。 本実験においてadultマウスの骨格筋に1acZの発現が非常に弱かった理由としては2つ考えられる。lつめは使われたtransgeneの中には骨格筋での発現に関与するエンハンサーが完全な形では含まれていないということ、2つめはこれまでに発見されていないadult骨格筋型エクソン1およぴプロモーターが別の部位に存在する可能性があるということである。
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