研究課題/領域番号 |
09770556
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
坂田 耕一 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40254362)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 川崎病 / Matrixmetalloproteinase / Tissue inhibitor of MMP / 血管内皮細胞 / ガンマグロブリン大量療法 / サイトカイン / 血管再構築(remodeling) / matrixmetalloproteinase / collagen / 血管平滑筋細胞 / アポトーシス |
研究概要 |
【目的】川崎病(KD)血管障害発生機序を考える上で、細胞外基質の分解に重要なMMP-1-2-9とTIMP-1-2の動態と血管内皮細胞(EC)との関連について検討。【方法】対象:KD30例(IVIG前(I)、翌日(II)、発症1M(III))、健康対照(C)6例、有熱対照(F)7例。1)血中MMP・TIMP濃度:2step-sandwitch ELISA、2)EC MMP・TIMP mRNA発現:対象血漿5%作用下EC抽出RNA→competitive RT-PCR。【結果】1)血中MMP・TIMP濃度:MMP-1,-2,TIMP-2:全群間で有意差(-)。MMP-9;C群31.8±12.1ng/ml、F群109.9±87.1、KD群I 304.5±269.0、II 130.5±116.5、III73.7±73.4、TIMP-1;各々167.8±40.0ng/ml、965.1±395.5、1418.3±671.7、1008.6±499.5、656.9±299.8。2)EC MMP-9・TIMP-1 mRNA発現:病初期患者血漿に刺激活性(+)。3)各種サイトカイン効果:IFN-γ:濃度依存性にEC MMP-9産生抑制、IL-1β、IL-6、TNF-α:促進。4)抗IFN-γ抗体阻害試験:ECMMP-9 mRNA発現阻害症例(+)。【結語】1)KD血管障害にMMP-9とTIMP-1が関与。2)MMP-9、TIMP-1産生細胞としてECが関与。3)IVIGにMMP-9、TIMP-1の産生抑制効果。4)患者血中にECに対するMMP-9、TIMP-1産生促進因子が存在。5)KD血中MMP-9産生促進因子としてIL-1β、IL-6、TNF-αなど、抑制因子としてIFN-γなどが関与。6)抗IFN-γ抗体阻害実験結果はサイトカイン単独効果からは説明困難→複合的にMMPやTIMPの産生調節に関与。以上が示唆された。
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