研究課題/領域番号 |
09770563
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
山形 崇倫 自治医大, 医学部, 講師 (00239857)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | Rett症候群 / 遺伝子解析 / RNA arbitrarily primed PCR法 |
研究概要 |
Rett症候群と正常者で発現が異なっている遺伝子を検出することにより、Rett症候群の責任遺伝子あるいは病態に関連した遺伝子が解明されるであろうとの推定により、Rett症候群と正常者とで、RNA arbitrarily primed PCR法を行い、発現が異なる遺伝子のクローニングを行った。 Rett症候群患者4人および正常コントロールのリンパ球よりRNAを抽出し、非特異的な短いプライマーを用いてRT-PCRを施行し、電気泳動した。その結果、Rett症候群と正常で発現が異なる遺伝子が多数検出された。そのうちの10個のバンドのゲルを切り出して、PCRプロダクトを抽出し、それを鋳型として再度PCRした。そのPCR産物をTAクローニング法でプラスミドベクターに組み込み、大腸菌に形質転換し、クローニングした。そのプラスミドクローンの塩基配列を決定した。しかし、これらのクローン全てにおいて、cDNAとして興味ある配列を有するものはなかった。また、これらのクローンの遠位配列ををもとに、RT-PCR法にて再度Rett症候群と正常者での発現を確認したが、Rett症候群と正常との間で、一定のパターンでの発現は確認されず、Rett症候群の責任遺伝子である可能性は否定的であった。
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