研究課題/領域番号 |
09770568
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
前田 潤 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00255506)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | トロポニンTアイソフォーム / 先天性チアノーゼ型心疾患 / 先天性チアノ-ゼ性心疾患 |
研究概要 |
先天性チアノーゼ型心疾患20例(ファロー四徴症19例、重症肺動脈狭窄1例)、非チアノーゼ型心疾患4例(心室中隔欠損及び肺動脈弁下部狭窄2例、大血管転位術後肺動脈狭窄1例、純型肺動脈狭窄術後肺動脈弁再狭窄1例)の右心室流出路心筋を用いて、トロポニンTの発現様式を検討した。RT-PCR法を用いてトロポニンTのcDNAを増幅し、得られたPCR産物の塩基配列解析を行って、アイソフォームの発現の程度を調べた。チアノーゼ型心疾患において、低酸素状態に適応するため、通常は優位ではない胎児型トロポニンT(アイソフォーム TnT1)がより多く検出されるのではないかと予想していたが、いずれも成人型アイソフォーム(アイソフォーム TnT3)のみ検出された、種々のPCR条件でトロポニンTの検出を行ったが、胎児型アイソフォームは得られなかった。 今回胎児型トロポニンTが検出されなかったのは、実際に存在しないためか、抽出方法等に問題があったため不明であるが、過去にフォロー四徴症で胎児型トロポニンTの蛋白レベルの発現が認められたという報告があり、今後抽出方法等を再検討して研究を続行する予定である。
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