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Hypochondroplasiaの遺伝子型と表現型の相関に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 09770569
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

石井 智弘  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70265867)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード軟骨低形成症 / 線維芽細胞増殖因子受容体3
研究概要

【平代10年度研究実績】
前年に続き、レントゲン学的特徴から軟骨低形成症(Hypochondroplasia)と診断した日本人9例を対象とし、線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)3遺伝子解折・身体計測学的分析を行った。レントゲン学的診断の基準は、腰椎椎弓根間距離の狭小化・菱形腸骨・大腿骨頚部短小のうち2つ以上を満たすものとした。
1 FGFR3遺伝子解析
患者末悄血リンハ球からゲノムDNAを抽出し、Direct sequence法によりFGFR3遺伝子の膜貫通領域の塩基配列を決定した。その結果、9例中1例でコドン510番目のアスハラギンがリジンに変化ずる変異(Asn1510Lys)をヘテロ接合体で有することが判明した。
2 身体計測学的分析
Asn510Lysを有する患者では、身長-1,0 SD、座高/下肢長比 +7.0 SD、頭囲 +1.8 SDであった。一方、変異が認められなかった他の8例では、身長-5.7〜-1.68SD、座高/下肢長比 -0.35〜+5.8 SD、頭囲 -3.5〜+0.9 SDであった。
以上の結果から、以下の2点が明かとなった。
1 レントゲン学的に診断された軟骨低形成症日本人患者においては、現在までに報告されているFGFR3遺伝子のcommon mutationであるAsn510Lysの頻度は高くない。
2 Asn510Lysを有する患者では四肢短縮・総体的頭囲拡大が著明であり、臨床的診断に結びつく可能性が示唆される.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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