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黄色腫血管内皮細胞接着分子発現へのNF_KBの関与

研究課題

研究課題/領域番号 09770638
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関高知医科大学

研究代表者

三好 研  高知医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (20274392)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード黄色腫 / NF_KB / 血管内皮細胞 / NFκB / LDL / ゲルシフトアッセイ法
研究概要

黄色腫組織での泡沫細胞のリクルートに際して、血管外に漏出し黄色腫組織内で酸化的修飾を受けたLDLが、血管内皮細胞内で転写調節因子NFκBを活性化することを示し、m-LDLによる血管内皮細胞での白血球接着分子(VCAM-1やELAM-1)の誘導がNFκBの活性化を介して生じる可能性が示唆された。(平成9年度)本年度は、この酸化LDLによるNFκBの活性化にプロテアーゼ、プロテインキナーゼCあるいはチロシンキナーゼが関与しているかを否かを検討した。
高コレステロール血症ウサギ背部にデキストラン硫酸を皮内注射して、実験的黄色腫を作成し、ヒト血清から分離した低比重リポ蛋白(LDL)を実験的黄色腫と1昼夜孵置して修飾LDL(m-LDL)を作成した。培養血管内皮細胞をプロテアーゼインヒビター、プロテインキナーゼCインヒビター、チロシンキナーゼインヒビターでそれぞれ前処置後、25μg/mlのm-LDLで30分間刺激した。血管内皮細胞の核蛋白を抽出し、NFκB結合部位を有するオリゴDNAを用いたゲルシフトアッセイ法にてNFκBの活性化を検討した。m-LDLによるNFκBの核内移動を示す特異的なバンドそのものが認められず、プロテアーゼ、プロテインキナーゼC、タイロシンキナーゼの関与を検討することはできなかった。次に、上記インヒビターでそれぞれ前処置後、25μg/mlのm-LDLで5時間刺激した血管内皮細胞におけるVCAM-1、ELAM-1の発現をフローサイトメトリーにて測定した。m-LDLによるVCAM-1、ELAM-1の発現がみとめられず、プロテアーゼ、プロテインキナーゼC、チロシンキナーゼの関与を検討することはできなかった。
今後は、m-LDLがNFκBを活性化する条件を充分に検討し、その活性化を調節している過程を明らかにしたい。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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