• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

皮膚線維芽細胞の筋線維芽細胞への分化の線維化病変形成への関与

研究課題

研究課題/領域番号 09770639
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関高知医科大学

研究代表者

刈谷 公美  高知医科大学, 医学部, 助手 (70243821)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード皮膚線維芽細胞 / 筋線維芽細胞 / α-平滑筋アクチン(ASMA) / 器官培養 / TGF-β
研究概要

α-平滑筋アクチン(ASMA)は筋線維芽細胞のマーカーの一つであり、真皮結合織においてASMAを表出する筋線維芽細胞分化した細胞は、線維芽細胞に由来すると考えられている。我々は線維増殖性病変部パラフィン切片において、酵素抗体法により真皮結合織間にASMAを発現する細胞を認め、線維化に関与すると考えた。その後多種の線維化病変について検討したところ、筋線維芽細胞分化した細胞の分布には多様性があることが判明した。そこで筋線維芽細胞分化を誘導するサイトカインを解明することとしたが、単層培養した筋線維芽細胞はASMAを自動発現するため、正常ヒト皮膚切片およびdigital fibromatosisをセルカルチャー・インサートを用いて、器官培養を行い、培地中に種々のサイトカイン(TNF-α、TGF-β、PDGF、IFN-γ:10-100ng/ml)を添加し経時的(反応時間6-48時間)に刺激した後、パラフィン切片にてASMA、desmin、vimentinの単クローン性抗体を用いて免疫染色(SAB法、DAB発色)した。正常ヒト皮膚において、サイトカインの濃度、反応時間の相違にかかわらずASMA陽性細胞の出現を認めなかった。一方、digital fibromatosisにおいてもASMA陽性細胞の出現を認めなかった。今後、in vitroでの線維芽細胞の筋線維芽細胞分化に影響を与える因子を多様の要因について明らかにすることが必要である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi