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病原性を有する天疱瘡抗原に対するモノクローナル抗体の作成

研究課題

研究課題/領域番号 09770655
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

大畑 恵之  慶應大, 医学部, 助手 (30213838)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード天疱瘡抗原 / モノクローナル抗体 / 組換え蛋白
研究概要

1)蛍光抗体法や免疫ブロット法・免疫吸着法で認識できる患者血清中の自己抗体はポリクローナルであり、実際には病的活性を有しない非特異的な自己抗体も混じているため、血中自己抗体価と病勢が平行しない場合が多い。そのため患者血清のみでは、病的活性を有する自己抗体が認識する分子上の領域を解析する際に困難となる。この困難を克服するために、まず、表皮接着障害を誘導することができる病的活性を有するモノクローナル抗体の作成を試みた。
2)作製方法として、バキュロウィルス発現系で作成した組換え天疱瘡抗原蛋白(rDsg3、rDsg1)を作成・精製し、これをマウスに投与することで免疫を成立させ、天疱瘡抗原に対する抗体産生能をもつマウスB細胞とミエローマ細胞とのハイブリドーマ細胞を樹立した。rDsg3に特異的に反応するハイブリドーマ細胞が数クローン単離された。現在、得られたモノクローナル抗体が、表皮細胞接着障害を誘導できるか否か検討中である。また、患者末消血中のB細胞にEVウイルスの感染をおこしトランスフォームさせることで、免疫グロブリンを大量に産生させ、天疱瘡抗体を含むヒト型のモノクローナル抗体を単離することも合わせて試みている。これらの従来の方法の他に、抗体のVL領域とVH領域をポリペプチドリンカーで連結した構造をしている一本鎖FV蛋白質を得るファージライブラリーをスクリーニングする方法も考慮中である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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