研究課題/領域番号 |
09770677
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
内田 佳孝 千葉大学, 医学部, 助手 (30261902)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | サルコイドーシス / ポジトロン断層撮影(PET) / ^<18>F-FDG / ^<11>C-メチオニン / 予後因子 |
研究概要 |
サルコイドーシスでは類上皮細胞の形成に際して活発なリンパ球やマクロファージの遊走が観察され、また近年このマクロファージの変性が病変の遷延化に影響している事が報告されている。^<18>F-FDGや11C-メチオニンは局所の糖・アミノ酸代謝を反映している。一方、リンパ球 やマクロファージの遊走にも強く影響されている事が過去の動物実験で報告されている。本研究はサルコイドーシス症例における^<18>F-FDGおよび^<11>C-メチオニンの集積と各種臨床所見を比較・検討することにより、サルコイドーシスの活動性・病態評価に対するポジトロン断層撮影(PET)の有用性を評価することを目的に、本検討を行った。本年度は昨年度に引き続き、サルコイドーシス初発症例に対して、^<18>F-FDG及び^<11>C-メチオニンによるPETを施行した。活動性サルコイドーシス患者では、全例、^<18>F-FDGおよび^<11>C-メチオニンが病巣部に集積し、緩解期になると集積は低下あるいは消失した。ブドウ糖やアミノ酸の代謝亢進が、病態と極めて良好な相関関係にあることを確認した。また、治療により緩解を得やすい患者では、^<18>F-FDGの集積が^<11>C-メチオニンより顕著に集積する傾向と、緩解を得にくい患者では、^<18>F-FDGに比べて^<11>C-メチオニンの集積が強く見られた。したがって、サルコイドーシスの病態あるいは治療効果や予後を推測する上で、両薬剤によるPETは極めて有用であった。従来、Gaを用いたシンチグラフィが、サルコイドーシスの病勢の判定に用いられていたが、両者の間には必ずしも良好か相関関係は見られなかった。
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