研究課題/領域番号 |
09770681
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中川 恵一 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (80188896)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | てんかん / 側頭葉てんかん / ガンマナイフ / 治療計画 / 画像サーバー |
研究概要 |
側頭葉辺縁系の機能的解剖学の進歩に対応して、解剖学的構造と各種画像との比較、照合を行い、3次元MRI画像が側頭葉てんかんの焦点となる海馬・扁桃体の微細構造の特定に最も有用であることが分かった。てんかん焦点の局所治療では、焦点の一側性と左右の特定が必要であるが、これには、機能MRI画像の他、発作時、非発作時の脳波、脳磁図、PETを初めとする核医学画像が有効性であった。非磁性体MRI用ステレオタクティック固定具を改良して、CT、PET検査に利用可能とした。MRI画像の周辺部の歪みについては問題が指摘されたが、CT画像を参照して、予め海馬・扁桃体部分をMRI画像の中心部に位置させることで解決した。 DICOM形式の画像用サーバーを開発した。MRI.CT.PET画像を院内ネットワークを介して画像サーバーに転送し、各画像再構成装置の特有な画像フォーマットをDICOM形式に変換する機構を完成した。これにより、院内の各パソコン端末から、MRI、CT、PET画像を参照することが可能となり、ガンマナイフ治療計画用に撮影された画像を、実時間に取込み、画像処理をすることができるようになった。 各種画像を統合的に利用する3次元治療計画装置の開発を行った。画像融合技術によるてんかん焦点の定位的描出と、線量分布の自動最適化に関するアルゴリズムを作成し、試作装置を完成し、臨床応用を行い、4例に治験を施行した。照射線量に関しては、現在の血管奇形での照射量よりすくなく副作用の危惧のない15Gyで治験を開始したが、3例目からは18Gyとした。2例で、てんかん症状の消失を得た。
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