研究課題/領域番号 |
09770717
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
侭田 初穂 (儘田 初穂) 東海大, 医学部, 助手 (10266439)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | MR Fluoroscopy / interventional MRI / MR guided biopsy / Turbo Spin Echo / high magnetic field |
研究概要 |
本研究は高磁場(1.5T)装置におけるMRIフルオロスコピーの検討である。 MRIフルオロスコピーのための超高速シークエンスを最適化するため、ファントムを用いた実験を行った。シークエンスはTurbo Field Echo法によるT_2強調を用いたものと、Turbo Spin Echo法によるT_2強調を用いたものの2種に加え、比較のためさらにTurbo Field Echo法によるT_1強調を用いたもので行った。Signal/noise tt,MRI対応金属に対するアーチファクトともに、spinecho系シークエンスが優れ、Field Echo系シークエンスは劣っていた。Turbo Field Echo系T_1強調シークエンスについては、コントラストが優れ、コントラスト分解能が必要とされる場合の病変に対する使用の可能性が考えられた。Turbo Spin Echo系シークエンスは、一般に多様な目的での使用が可能と予想された。うさぎを用いた実験では、Turbo Spin Echo系シークエンスでより正確なtargetへの到達が可能で、Field Echo系シークエンスでは、金属アーチファクトがSpin Echo系の2倍以上になり、正確さに劣った。MRI対応穿刺針は、未だ厚生省認可にならず(数社、国内外共)本研究においてもさらなる検討が必要と考えられる。 現在までの結論として、Turbo Spin EchoによるT_2強調像を用いたFluoroscopyは最も多くの利点を有し、次段階の臨床応用に適するシークエンスと考えられる。
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