研究課題/領域番号 |
09770741
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
宮岡 剛 島根医科大学, 医学部, 助手 (50284047)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ADP-リボシル水解酵素 / 精神分裂病 / Wnt-1 / 免疫組織学 / 精神神経疾患 / 免疫組織学的検討 / 精神分裂病脳 |
研究概要 |
1、 抗ヒトADP-リボシル水解解素(AH)抗体を作製;ヒトAHの部分アミノ酸の、15アミノ酸残基からなるペプチドを合成した。この合成ペプチドを抗原としてラットに免疫し、抗ヒトAH抗体を作製した。この抗ヒトAH抗体がヒトAHを認識することを、ウェスタンブロットにて確認した。現在、免疫組織学的検討を行なっている。 2、 ヒト脳脊髄液中のAH活性の測定;HPLCを用いたAHの酵素活性の測定法により、さまざまな精神神経疾患におけるAH酵素活性の変化を測定した。幾つかの精神神経疾患においてAHの酵素活性が上昇する結果を得ているが、さらにサンプルを増やして検討中である。 3、 精神分裂病脳の形態学的研究(免疫組織学的検討);精神疾患の形態学的検討に関連して、精神分裂病患者(10例)および正常対象者(10例)の死後脳について、脳発達や記憶に関係するタンパク質に対する抗体を用いて、免疫組織学的に検討した。神経発達に関与するWnt-1が。分裂病脳で過剰発現していることを明らかにした。今後、さらに詳細な検討をする予定である。
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