研究課題/領域番号 |
09770787
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
重吉 康史 神戸大学, 医学部, 講師 (20275192)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 視床下部 / コネクシン / グリア / ニューロン / 相同遺伝子 / ラット / ギャップ結合 |
研究概要 |
我々がコネクシンの保存領域を用いたディジェネレイトプライマーを用いて採取したラットの新規コネクシンについて、Northcm hybridizationを行い各臓器での発現を観察すると中枢神経系で最も強い発現を認めた。この新規コネクシンはコネクシン26に高い相同性を持っていた。その後、この遺伝子はDahlらが新規にクローニングしたコネクシン(コネクシン30)と96%の相同性があることが明らかになり、我々が採取したのはラットの相同遺伝子であると考えられた。この、cDNA断片を用いてin situ hybridizationを行ったが視床下部での発現は多くはなかった。また、その他のコネクシンのmRNAの分布を、コネクシン26mRNA,コネクシン33mRNAに関しては、中枢神経系にて明らかな発現を認めなかった。その一方で、コネクシン32、および、コネクシン43mRNAに関しては神経系での広範な発現を認めた。これらのmRNAは中枢神経を傷害することによってその発現量が著明に増大することが明らかになり、神経系の修復過程に関与すると思われた。また、コネクシン32、コネクシン43は両者とも視床下部において発現し、なおかつ、in situ hybridizationによる分布より、コネクシン32はニューロンに、コネクシン43は、グリアに存在すると思われた。また、室傍核には、コネクシン32の発現を認めた。これらの結果を考慮して、コネクシンを過剰発現するトランスジェニックマウス作成のため、コネクシンcDNAを用いてconstructionを作成した。
|