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糖尿病における高アルドースリダクターゼ血症を示す遺伝子変異の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09770802
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

尾形 真規子  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10233404)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード糖尿病 / 網膜症 / アルドースリダクターゼ / 神経障害
研究概要

発見されてから3ヶ月以内に当科を受診したType2糖尿病患者で、当科初診時に網膜症および蛋白尿のみとめられず、当科に10年以上通院していた137名について、informed consentを得たうえで、赤血球中のAldose reductase(AR)蛋白量および、白血球よりDNAを調整し、ARをコードする遺伝子変異について検討した。 137名の平均赤血球中AR濃度は10.7±3.5ng/mgHbであった。データ集計が終了した、37名のうち、10年間網膜症の出現しなかった者は24名、網膜症が出現した者13名で、10年間(1回/月)の平均値はそれぞれ、網膜症無:有で、HbAlc7.8±4.1:8.4±1.8%、収縮期血圧は124±16:126±12、拡張期血圧は76±8:77±11mmHg、総コレステロールは209±31:218±31mg/dl、中性脂肪は124±72:129±72mg/dlと、有意差は認められなかった。しかし、赤血球中のAR濃度は、網膜症の無いもので9.0±1,8ng/mgHb、有る者で11.5±2.3ng/mgHbと、10年間で網膜症が出現した群で有意に高い傾向が認められた(p=0.03)。赤血球中のAR濃度は、年齢、血糖のコントロール経過により、変わらないことが知られており、遺伝的に規定されていると考えられている。今後も引き続き、網膜症の進展因子としてのAR濃度と、その蛋白量に関与する.遺伝的背景について、検討していく予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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