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HTLV 1Tax蛋白のMAPキナーゼシグナル伝達機構への関与と癌化メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 09770823
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関長崎大学

研究代表者

夫津木 いづみ  長崎大学, 医学部, 助手 (70284669)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードHTLV-1 / Tax蛋白 / シグナル伝達
研究概要

HTLV-1Tax蛋白はJNKキナーゼの上流にあるMEKK1と結合しIκBキナーゼを活性化するという報告がなされ、JNKキナーゼの活性化にも関わっている可能性が考えられたため、JNKキナーゼの活性化にMEKK1がどのように関わっているかを検討した。
方法(1)インフエンザHA蛋白により標識されたJNKキナーゼ発現プラスミド(pcEF-JNK-1)とTax発現プラスミド(pCG-Tax)とMEKK1のdominant negativeであるMEKK1DLをA293T細胞にコトランスフェクションし、JNKキナーゼ活性をImmunecomplex kinase assayにて測定した。(2)Tax蛋白によってMAPキナーゼの最終標的である転写因子(c-JUN)がリン酸化がされ、その転写活性に関与するかを検討するため、GAL4-binding Domainとそれぞれの転写因子のactivation domainをfusionさせたプラスミド(pcDNAIII-Gal4-c-jun)を作成し、pCG-Taxとレポータープラスミド(pGal4 bindimg site-Luciferase)をコトランスフェクションし、Luciferase assayを行う。これにMEKK1のdominant negativeであるMEKK1DLをコトランスフェクションし、それによる影響をみた。
結果(1)Immunecomplex kinase assayにてTax発現プラスミド(pCG-Tax)によるJNKのキナーゼ活性の上昇が認められた。その上昇はMEKK1のdominant negativeであるMEKK1DLをコトランスフェクションすることにより抑制されることがあった。(2)Luciferase assayにおいてもMEKK1DLは活性の増加を抑制することがあった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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