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巨核球造血における転写因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09770833
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

小林 祥子  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (80256528)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード転写因子 / NF-E2 / 巨核球造血
研究概要

我々は、巨核球造血を制御する遺伝子制御機構について検討を行った。
1) 正常巨核球造血を反映する分化のモデル系を作成した。これは当科で樹立した巨核芽球性白血病細胞株Meg-Jにトロンボポエチン(TPO),及びプロテインキナーゼインヒビターであるK252aを添加することにより、多倍体化、成熟をしめす系である。
2) この系を用いて、巨核球の成熟過程に関与する転写因子を検討した。
Meg-JにrhTPO及びK252aを添加後4時間培養し、その前後のRNAを抽出、RT-PCRにより、各種転写因子(GATA-1,GATA-2,TAL1,EVI-1,NF-E2)の発現を検討した。
検討した遺伝子の中で、NF-E2p45の発現の増強が認められた。GATA-1,2,TAL-1,EVI-1については、増減共に、変化は認められなかった。 さらにGel shift assayを行い、NF-E2 binding siteへの結合の増強を確認した。GATA binding siteへの結合は刺激前より認められ、刺激によるmobilityの変化は認められなかった。
NF-E2 p45の、巨核球の多倍体化、成熟過程への関与をさらに検討するために、15塩基のNF-E2p45のセンス、アンチセンスオリゴをそれぞれ作成し、Meg-JにrhTPO及びK252aを添加し、さらにオリゴを添加培養した。NF-E2 p45アンチセンスオリゴにより多倍体化が抑制されたが、NF-E2 p45センスオリゴでは多倍体化は抑制されなかった。
そのためNF-E2p45の、巨核球の多倍体化、成熟過程への関与が考えられた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Kobayashi et al.: "Transcription factor NF-E2 is essential for the poliploidization of a human megakanyoblatic cell bie Meg.J" Biochem.Biophys.Res.Commun. 247. 65-69 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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