研究課題/領域番号 |
09770913
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
松本 智司 日本医科大学, 医学部, 助手 (70239101)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | DNAマーカー / 染色体欠失 / 乳癌 / 遺伝子診断 / プロスペクティブ研究 / Kaplan-Meier解析 / Log-lank検定 / 予後因子 / 染色体欠失(LOH) / 癌抑性遺伝子 |
研究概要 |
DNAマーカーによる染色体欠失(LOH)判定を手術時の切除乳癌の遺伝子診断予後の判定に用いるために、乳癌根治術後、死の転帰をとった死亡群57例と術後5年以上の生存群95例との間で24カ所の染色体領域に存在する33個のDNA多形性マーカー座におけるLOHの頻度を比較検討した。さらにプロスペクティブ研究として術後5年以上経過した264症例についてLOHの有無と生存率との関連を比較検討したところ、レトロスペクティブ研究では24領域のうち7領域において、生存群に比べ死亡群において有意に高頻度なLOHを検出した。またプロスペクティブ研究では4領域においてLOH(+)群において不良な予後がKaplan-Meier解析およびLog-lank検定において認められた。また、これらの複数の領域においてともにLOHを示した症例では、5年後の乳癌再発死亡の相対危険率は、LOH(-)群に較べ、8〜10倍に上昇することが明らかとなった。
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