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進行消化器癌患者における磁気細胞分離システムによる血液中癌細胞検出とその意義

研究課題

研究課題/領域番号 09770971
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

中村 努  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30198220)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード食道癌 / 大腸癌 / 磁気細胞分離装置 / Cytokeratin 19 / RT-PCR / mRNA / ダイナビーズ / 肝細胞癌 / サイトケラチン / Dynabeads / MACS
研究概要

磁気細胞分離装置を使用して血液中の上皮細胞を分離後免疫組織学的に癌細胞を検出し、その臨床的意義について検討した。今年度はRT-PCR法を用いでCytokeratin19のmRNAの検出を行い比較検討した。前年度、基礎実験を行いDynabeads anti-epithelial cellが検出に適していると判断された。食道癌・大腸癌患者において動脈または中心静脈のラインより血液10mL採血し、化学療法および手術などの治療と磁気細胞分離装置による癌細胞検出との関係を検討した。同時に食道癌患者12例において5mL採血しRT-PCR法を用いてCytokeratin19のmRNAの検出をおこなった。結果は食道癌患者13例で化学療法施行前9例で陽性そのうち化学療法施行後5例で陰性となり、これらの症例では画像診断でもPR,CRであった。大腸癌患者15例で術前は3例で陽性であり、手術中5例、術後1例で陽性であった。本法とともにRT-PCR法でCytokeratin19のmRNAを検出を検索し結果は7例が陽性で磁気細胞分離装置による癌細胞検出は3例で陽性でありこれらの症例はすべてCytokeratin19のmRNAも陽性であった。本方法は癌細胞検出においてRT-PCR法でCytokeratinl9のmRNAを検出よりSpecificであると考えられた。また、前年度研究した大腸癌症例のうち検出陽性の2例で肝・肺転移再発が確認された。食道癌症例検出陽性の3例でリンパ節転移再発が確認され、検出陰性の1例で局所再発が確認されている。今後も対象症例の経過観察を行っていく予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nakamura T: "Immunomagnetic detection of circulating tumor cells in esophageal ea." Canadian Journal of Gastroenterology. 72. 105B (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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