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心筋保護における分子シャペロンとその誘導及びγδTCR活性化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09771012
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

坂本 吉正  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90246405)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード分子シャベロン / heat shock protein / γδT細胞 / ストレス / 分子シャペロン / γδ T細胞 / 心筋防御機構
研究概要

心筋虚血、再潅流障害による心機能低下のメカニズムは、解明されていない部分が多いが、虚血状態、高熱などのストレスにより誘導されるストレス蛋白は、虚血に陥った細胞の障害を抑制する作用があることが知られている。今回、ラットを用いて、ストレス(熱処理)をかけることによりストレス蛋白(Heat shock protein、分子シャベロンの一種)を誘導し、心臓を摘出しこの保護作用を検討した。
これらの、ストレス蛋白(Heatshock protein)を誘導した心臓を一定の虚血状態としその後の回復の程度を評価した。まず、ストレス蛋白(Heat shock protein)を誘導し24時間後に虚血状態とした場合は、ストレス(熱処理)を加えなかった場合と比べると回復の程度は有為に良好な結果を示した。従来よりこのストレス蛋白(Heat shock protein)の誘導に関する研究は多いが、最大の問題点は誘導にかかる時間である。今回、誘導に十分と考えられている24時間を採用しその効果を判定し良好な結果が得られた。この時間が最低どの程度になるのかを検討すべく実験をすすめているが、ストレス(熱処理)を加えすぐに虚血状態とした場合には、むしろその回復程度は悪化傾向となった。したがって、この時間を少しずつ延長しどの時点で改善傾向に転ずるかを決定することは重要なことと考えられる。一方で、誘導されたストレス蛋白(Heat shock protein)が免疫監視機構としてのγδTCR T細胞を活性化することがわかっており、誘導されたストレス蛋白(Heatshock protein)の量と活性化されたT細胞についての関係を検討する方針である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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