研究課題/領域番号 |
09771023
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
隈部 俊宏 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (10250747)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | platelec-derived growth factor / receptor / transgenic mouse / glioma / p53 / platelet-derived growth factor |
研究概要 |
正常型および変異型PDGFRA(αPDGF receptor)をグリアに発現させたtransgenic mouse(Tg)をそれぞれ2系統作製し、p53ノックアウトマウスとの交配を行い、p53遺伝子発現を欠除し変異型PDGFRAを過剰発現したglioma model mouscの作成を行っている。 1) mutant PDGFRAのTg#13系 まずp53+/-のTgを得る為にp53+/-とTgを交配し、計83匹(オス:メス=37:46)胎仔が得られた。内訳はnormal 18匹、Tgのみ11匹、p53+/-のみ24匹、p53+/-かつTg30匹となっている。 次にp53-/-のTgを得るためにp53+/-とp53+/-のTgを交配させ、現在までに17匹(オス:メス=9:8)の胎仔が得られた。その内訳は、normal5匹、Tgのみ0匹、p53+/-のみ9匹、p53+/-かつTg3匹で、p53-/-かつTgのマウスは得られていない。 上記とは別にp53-/-のTgを得るためにp53+/-のTg同士の交配も行い計23匹の胎仔を確認した。現在スクリーニング中である。 2) mutant PDGFRAのTg#11系 Tgは9匹を維持しており、これらのうち3匹とp53+/-のマウスを交配させているが、未だ胎仔は認められない。 3) normal PDGFRAのTg#36系 まずp53+/-のTgを得る為にp53+/-とTgを交配し、12匹(オス:メス=4:8)の胎仔を得られた。内訳はnormal5匹、Tgのみ2匹、p53+/-のみ0匹、53+/-かつTg5匹であった。 次にp53-/-のTgを得るためにp53+/-とp53+/-のTgを交配させ、計13匹の胎仔が得られた。その内訳は、normal2匹、Tgのみ4匹、p53+/-のみ3匹、p53+/-かつTg4匹で、p53-/-かつTgのマウスは得られていない。この系は1回の出産数が少ない印象を受ける。更にこの系では3匹の死亡例があった。しかし、死亡例はnormalが1匹、p53+/-のみが1匹、p53+/-かつTgが1匹と特徴的な傾向は見られなかった。 4) normal PDGFRAのTg#23系 系の確立およびp53+/-との交配を試みているが、胎仔は未だ確認されない。不妊の系の可娠性がある。
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