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異種金属生体材料接合部のフレッチング摩耗とすき間腐食に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771106
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関北里大学

研究代表者

山田 友久  北里大学, 医学部, 助手 (00230467)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード不動態膜 / インプラント材料 / 耐食性 / フレッティング摩耗 / 摩耗毒性 / インブラント / トライボロジー / 人工関節 / 腐食 / 生体適合性
研究概要

(実験方法)金属製人工関節骨頭しゅう動部材が最近見直されている,金属材料はセラミックスほど化学的に安定ではないため溶出金属量を極力少なくする必要がある.不働態膜維持性能を指標に各種金属対UHMWPEの摩擦による不動態膜損傷度について検討した。供試材料としてSUS316Lステンレス鋼,Co-28Cr-6Moコバルトクロム合金,Ti-6A1-4vチタン合金を用いた. Pin-on-Disk型一方向回転型摩擦試験機を用いて金属表面を種々の摩擦速度,静荷重条件で摩擦した.その間,ポテンチョスタット腐食試験測定機を用いて,不働態膜が破壊され金属と腐食液間の電位を測定し、摩擦時の不動態膜損傷度を,
損傷度(%)=(腐食電位-自然電位)/(全破壊電位-自然電位)・100で定義した。ただし,全破壊電位とは同種金属で摩擦した場合の発生電位のことでこれによって不動態膜は完全に破壊されたものと見なした.
(結果)いずれの金属も自然電位は0〜-0.02V(vs.SCE)であった.摩擦速度108mm/sでは,SUS316L鋼の不動態膜損傷度は摩擦面圧16Mpa以下で20%から55%に増大し,それ以上の摩擦面圧で50%から68%の値を維持した.Co-Cr合金はSUS316L鋼と類似の傾向を示したが摩擦面圧24MPaまで10%から60%の損傷度であった.またそれ以上の摩擦圧では60%の損傷度を維持した.チタン合金は摩擦面圧10MPaですでに損傷度は60-70%に達し,20MPa以降漸次増大し,50Mpaでは87%に達した.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 森田真史 他: "金属インプラント材料のしゅう動部材としての生体適合性 第一報" トライボロジスト. 43(5). 429-435 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田真史 他: "金属インプラント材料のしゅう動部材としての生体適合性 第二報" トライボロジスト. 43(6). 493-499 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田真史 他: "金属インプラント材料のしゅう動部材としての生体適合性 第三報" トライボロジスト. 43(9). 812-817 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田真史 他2名: "金属インプラント材料のしゅう動部材としての生体適合性 第1報 摩擦による不動態膜の損傷度の評価" トライボロジスト. (未定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 森田真史 他2名: "同上 第2報 磨耗産物の定量分析" 同上. (未定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 森田真史 他2名: "同上 第3報 磨耗産物の細胞毒性" 同上. (未定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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