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MR画像を用いた筋の脱神経および再神経支配メカニズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771119
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

中村 俊康  藤田保衛大, 医学部, 講師 (70265859)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードMR画像 / 脱神経筋 / 再神経支配筋 / 浮腫 / 細胞間質 / 拡散強調
研究概要

本研究の目的は神経を切断し、結紮した群(切断結紮群)と神経切断後直ちに縫合した群(縫合群)を作製し、それぞれのMR画像上の経時変化を観察することで、脱神経筋に生じている筋の性状変化をMR画像で評価し、それが再神経支配で回復可能か、その画像変化がこれまでの検査法である筋電図にどう対応するかを明らかにすることである。深部筋等の針筋電図の届かない筋等の評価が可能になり、臨床上も詐病の鑑定などに有用である。ラット切断結紮群45匹と縫合群45匹を作製し、それぞれ各5匹を術後1日、3日、1、2、3、4、6、12、24週でのMRI撮像を行った。本年度は撮像法にspin echo法T1およびT2強調像、gradient echo法T2^*強調像、脂肪抑制法T1強調像、拡散強調像を用いた。画像をMPEGデジタルカメラでコンピュータに取り込み、MOに記憶、各ソフトで画像解析を行った。結果はカラープリンタで評価した。脱神経経筋のMR画像はspin echo法および脂肪抑制法T1強調像でiso、T2およびT2^*強調像で高輝度を呈し、T1値、T2値ともに延長した。これらから自由水の増加が考えられた、拡散強調像では筋の長軸、横軸方向への拡散は同程度で、筋細胞内より間質での水分増加が示唆された。一方、縫合群では約3週の時点から亢進した輝度の正常化を認めた。これらの所見は筋電図でのM波の検出時期に約1週遅れた。組織学的検索では間質の拡大と筋の特殊染色性(ATP染色)の低下を認め、水分の増加すなわち浮腫は間質に生じ、かつ何らかの筋肉の変化も伴うことが示唆された。次年度はfunctional MRIを用いた筋内変化の検討と廃用筋との比較検討を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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