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漸増垂直荷重負荷歩行による体幹筋強化法(新しい腰痛リハビリテーションの研究)

研究課題

研究課題/領域番号 09771125
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関吉備国際大学

研究代表者

河村 顕治  吉備国際大学, 保健科学部, 助教授 (40278974)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード腰痛 / リハビリテーション / 体幹筋 / 筋力トレーニング / 酸素摂取量 / 筋電図 / トレッドミル / シミュレーション
研究概要

昨年度製作したトレッドミル用垂直荷重負荷調節システムを用いて研究を行った。まず健常成人男性14人を訓練群7人(30.3±4.3歳)とコントロール群7人(29.0±3.8歳)に分けた。訓練群の被検者は体重の約3分の1の垂直荷重を受けてトレッドミルの上を速歩で歩くトレーニングを1回13分間で週3回の頻度で4週間行った。訓練群において体幹の等尺性屈曲力は30.1%、伸展力は29.3%、筋持久力も30.4%と有意に増加した(P<0.01)。コントロール群では有童な変化は認められなかった.次ぎに健常成人男性13人(21.1±1.2歳)について、免荷歩行(体重の-40%、20%)、無負荷歩行、荷重歩行(体重の+20%、+40%)を行わせた。トレッドミルのスピードは時速3km,4km,5km,6km,7kmとした。ミナト医科製呼吸代謝測定装置(AE-280SRC)を用いて酸素摂取量を分析した。さらに、Nicolet Viking IV筋電計と表面電極を用いて訓練時の右側脊柱起立筋の筋活動を第3腰椎レベルで計測した.酸素摂取量と脊柱起立筋の筋活動は、ともに垂直荷重と歩行スピードが大きければ大きいほど増大する傾向を示した。脊柱起立筋は踵接地と同時にリズミカルな収縮を繰り返した。
さらに腰椎部にかかる負荷をSchultzモデルを用いてコンピューターシミュレーションの技法で求めた。体重の3分の1の負荷による垂直荷重負荷歩行でも腰椎部の圧迫力は体重の5倍以下に保たれていた。
垂直荷重の程度と歩行スピードを被験者の状態に合わせて自在にコントロールすることにより体幹、下肢のリハビリテーションが安全に行うことが可能となる

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 河村顕治: "トレッドミル用垂直荷重負荷調節システムの開発" 吉備国際大学保健科学部研究紀要. 第4号. 予定 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 河村顕治: "垂直荷重負荷調節システムを用いたトレッドミル歩行による体幹筋強化法" 日本臨床バイオメカニクス学会誌. Vol.20. 予定 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 河村顕治: "漸増垂直荷重負荷歩行による体幹筋強化法" 日本整形外科学会雑誌. 第72巻第8号. 1399 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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