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ラット海馬スライスにおける全身麻酔薬の作用機序の検討

研究課題

研究課題/領域番号 09771145
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

藤村 純子  富山医薬大, 医学部附属病院, 助手 (70270949)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード静脈麻酔薬 / 吸入麻酔薬 / ラット海馬スライス / GABA
研究概要

全身麻酔薬は、中枢神経の興奮性シナプス伝達を抑制する。そのメカニズムを解明する目的で、本研究ではラットの海馬を用いた電気生理学的実験を行なってきた。
本年度の研究では、静脈麻酔薬としてプロポフォール、チオペンタール、ペントバルビタール、吸入麻酔薬として、セボフルレン、イソフルレン、エンフルレン、ハロセンを用いて比較を行なった。静脈麻酔薬の興奮性シナプス伝達抑制効果は、GAGA_Aレセプターアンタゴニストであるビククリンによってブロックされることがわかったが、GAGA_Bレセプターアンゴニストであるムシモールと静脈麻酔薬の作用は異なる。したがって、静脈麻酔薬の中枢神経における興奮性シナプス伝達抑制作用は、シナプス前における作用が大きく影響しているのではないかと考えられた。一方吸入麻酔薬の中枢神経の興奮性シナプス伝達抑制作用は、ビククリンで部分的にはブロックされるが完全にはブロックされない。しかしムシモールの作用とは共通点があり、GAGA_Aレセプターの関与はあると考えられる。今までの実験だけでは、GABA_Bレセプター、グルタメイトレセプター、その他のメカニズムの関与については、明らかにはできない。今後は、GABA_Aレセプター以外の作用機序についてもさらに追究していきたい。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤村純子: "ラット海馬スライスのシナプス電位における静脈麻酔薬と吸入麻酔薬の作用" 麻酔と蘇生. 33巻・2号. 157-162 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 若杉雅浩: "ラット海馬CA1における興奮性シナプス伝達及び抑制性シナプス伝達に及ぼすケタミン、プロポフォール保ち層" 麻酔と蘇生. 33巻・2号. 151-155 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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