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SGBは脳のどの部分に影響しているのか-ポジトロン断層法(PET)を用いての探求-

研究課題

研究課題/領域番号 09771148
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関福井医科大学

研究代表者

柳本 政浩  福井医科大学, 医学部, 助手 (00191164)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード星状神経節 / 神経ブロック / 視床 / 疼痛 / 自律神経 / ポジトロン断層撮影装置 / ケタミン
研究概要

本研究で予定していた実験は、実験用のポジトロン断層撮影装置(PET)の稼動が遅れているため、実験モデル動物作成の研究を中心におこなった。PETが稼動次第、ただちに測定開始を行う準備実験をおこなった。脳血流に関しては、星状神経節ブロックをブロックすることによって、頭蓋内脳血流は増加しないとの報告もある。しかし、星状神経節ブロックを反復しておこなうと、自律神経系のバランス能が改善されることはわれわれがおこなっている研究からでも明らかである。今後PETを利用して脳グルコース消費量等を測定することによって、解明できるのではないかと考えている。ペントバルビタールなどの静脈麻酔薬や吸入麻酔薬も視床をはじめとする中枢神経系に影響をおよぼすため、今回の実験では、麻酔深度と視床の活動を電気生理学的に検証して、PET測定に影響が少ない麻酔法を検討した。脳血流に関しては静脈麻酔薬等の影響は比較的軽微であるが、電気生理活動は影響を受けやすかった。実験動物の麻酔を考慮した上で測定を行わないと、脳血流測定より脳グルコース消費量等測定は影響を受け、測定結果が意味するものが変わってくると考えられた。動物実験モデルの検討においては、今回星状神経節を電気刺激することにより視床への影響を及ぼすことが電気生理学的に示唆されたが、局所麻酔薬でブロックすることが、視床をはじめとする上位自律神経系へ影響を及ぼすかは解明できなかった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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