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精子受精能獲得に対する精漿中ゲル蛋白質セミノゲリンIIの影響

研究課題

研究課題/領域番号 09771212
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関三重大学

研究代表者

奥野 利幸  三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (30214068)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードセミノゲリン / プロテイン C インヒビター / PCI / PSA / プロテインCインヒビター
研究概要

セミノゲリン(SgII)の精子への結合性およびプロテインCインヒビター(PCI)との相互作用について解析した.また生理的役割を解析する目的で,健常人および男性不妊患者の精漿中SgIIとPCI濃度を測定し,病態との関連性について検討した.
(1) 洗浄した精子とFITCを用いてラベル化したSgII(FITC-SgII)を反応させ,精子に対するSgIIの結合性を蛍光顕微鏡下に観察した。精漿成分を洗い落とした洗浄精子に対してSgIIが結合していないことを確認した後、FITC-SgIIを反応させた後,蛍光顕微鏡を用いて観察すると,ミトコンドリアを多量に含む精子の中部に特異的に結合することが確認された.結合する蛋白については現在解析中である.
(2) 男性不妊症患者の精液中のSgII濃度およびPCI濃度と,病態との関連性を解析した.精嚢低形成患者の精漿中にはPCIはほとんど検出されなかった.また,精漿中にはPCI濃度はフルクトースに比較して射精後48時間を経過しても安定しており,精嚢機能不全あるいは射精管閉塞患者の診断に有用であると考えられた.
(3) 精子無力症の患者の精漿中PCI濃度は高くPSA濃度は低いことから、PCIが精子自体に作用し精子運動能を抑制しているか、精子の運動能を高めるプロテアーゼの活性を阻害して、精子運動能を低下させている可能性があり現在解析中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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