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尿路上皮癌の浸潤転移に関与するMMP、T1MP、MT−MMP、接着因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771217
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関徳島大学

研究代表者

古川 敦子  徳島大, 医学部, 助手 (00199423)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード尿路上皮癌 / 浸潤 / MMP-2 / MT-MMP
研究概要

1.SCID mouseに継代している浸潤性,非浸潤性尿路上皮癌細胞におけるMMPs,TIMPs,MT-MMPの遺伝子発現の検討
浸潤性,非浸潤性尿路上皮癌細胞において検討したMMPsのうち発現の違いが認められたのはMMP-2のみであり,浸潤性尿路上皮癌株に強く発現いていた。他の文献に報告されているMMP-9の発現は認められなかった。TIMPsではTIMP-1の発現のみが浸潤性・非浸潤性尿路上皮細胞株双方に認められたが,発現量に差は見られなかった。MT-MMPは両腫瘍株に発現していたが,浸潤性腫瘍株により強く発現していた。一方,免疫組織染色では,MMP-2は腫瘍細胞で染色された。浸潤性尿路癌組織ではMMP-2が強く発現していることより,尿路上皮癌の浸潤にはMMP-2が最も重要な因子であると考えられた。また,MMP-2の活性化に必要と考えられているMT-MMPの浸潤性への関与も示唆された。
2.尿路上皮癌細胞株の確立とその性質の検討
SCIDマウスに継代している浸潤性尿路上皮癌から細胞株を樹立した。培養細胞の染色体には複雑な核異状が認められ,DNAフローサイトメーターではtetraploidの増加が見られた。膀胱に再移植すると,継代細胞株と同じ浸潤性の組織所見を示した。また皮下にも再移植可能であった。この浸潤性尿路上皮癌細胞株を用いて,MMPs,TIMPs,MT-MMPその他の接着因子について検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Atsuko Furukawa: "The rdes of MMP family and TIMP family in non invasive and invasive tumors transplanted in SCID mice" Urology. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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