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妊娠中毒症の発症に関連する多型性責任遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771256
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関筑波大学

研究代表者

濱田 洋実  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (60261799)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード妊娠中毒症 / 遺伝子多型 / Nitric Oxide synthetase / Angiotensinogen / Angiotension II type1受容体 / Methylenetetrahydrofolate reductase
研究概要

本研究は、本態性高血圧との関連が報告されている遺伝子やその他の遺伝子を、妊娠中毒症の遺伝的リスクファクターの候補遺伝子として、これらの遺伝子の多型が妊娠中毒症と関連するかを明らかにし、ついでこれらの遺伝子多型の組合せと妊娠中毒症の発症の危険率との関係を分析することを目的とした。具体的に平成10年度は、平成9年度で得られた成果をもとに血管内皮型一酸化窒素合成酵素endotherial Nitric Oxide synthetase(eNOs)遺伝子の遺伝子多型と妊娠中毒症の関連性を検討した。
対象は、日本産科婦人科学会の診断基準により重症妊娠中毒症と診断された妊婦113名、ならびに年齢および妊娠週数をマッチさせた正常妊婦130名とした。遺伝子多型の解析は、polymerase chain reaction-restriction fragmentlength polymorphism(PCR-RFLP)法を用いた。eNOs遺伝子の第7exonに存在するG894T多型およびpromoter領域に存在するT(-786)C多型と妊娠中毒症の関連性を検討した。その結果、G894T多型については、重症妊娠中毒症妊婦と正常妊婦の間でその遺伝子頻度に差がある傾向が認められた。しかしながら、統計学的有意差はなかった(p=0.09)。一方T(-786)C多型については、その遺伝子型頻度、遺伝子頻度ともに差は全く認められず、この多型が妊娠中毒症の発症に関与する可能性は否定してよいことが初めて明らかとなった。
以上のように、今年度も本研究は概ね当初の計画どおりに進行することができた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山田直樹,濱田洋実,他: "内皮型-酸化窒素合成酵素遺伝子多型と妊娠中毒症" 日本妊娠中毒症学会雑誌. 6(in press). (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Sohda: "Methylenetetrahydrofolate reductase polymorphism and pre-eclampsia" Journal of Medical Genetics. 34・6. 525-526 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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