• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

樹立した複数のヒト卵管由来細胞株と初期胚の共培養による胚発育促進物質の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771271
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

安藤 寿夫  名古屋大学, 医学部, 助手 (90273234)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードヒト卵管 / 細胞株 / 初期胚 / 白血病抑制因子 / 胚 / 卵管 / 培養 / 共培養 / 体外受精
研究概要

前年度の報告で、従来質が悪いために廃棄していた体外受精の余剰卵でもきわめて高率に胞胚blastocystに到達するヒト卵管由来細胞株の共培養系を確立したこと、電子顕微鏡により微絨毛microvilliの観察されること等を述べた。今年度はその細胞株NT/T-Sをさらに継代するとともに、卵割促進の理由の解析をすすめた。
まず、細胞株NT/T-Sが上皮であることをさらに明らかにするために、免疫細胞染色法によりサイトケラチンの発現を証明した。つぎに、電子顕微鏡によりゴルジ装置が多数存在することより、エンザイム・イムノアッセイ(EIA)にて、初期胚の卵管内発育において注目されておりES細胞の維持に必要不可欠な白血病抑制因子leukemia inhibitory factor(LIF)をNT/T-Sの培養上清で測定した。その結果、極めて高い濃度で培養上清中にLIFを検出した。現在、その他のサイトカイン・増殖因子についても調べる準備をすすめている。そのうえで、未知の因子が関与している可能性がないかについても検討を始めている。
研究の成果の一部は平成11年4月の日本産科婦人科学会で発表予定となっている。論文発表に関しては、この研究が生殖医学の基礎的分野で重要な要素を含んでいるだけでなく、体外受精を胞胚移植という一歩進んだ理想に近い形で実現するための影響力の大きい内容を含んでいるため、慎重にデータを蓄積してから行う予定でいる。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 浅田義正: "ICSIにおける顕微操作の卵細胞に及ぼす影響の検討" 日本受精着床学会雑誌. 14. 19-22 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi