研究課題/領域番号 |
09771284
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 佐賀医科大学 |
研究代表者 |
横山 正俊 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (40230669)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 子宮頚部腺癌 / retinoic acid / Interferon-α / アポトーシス / organotypic epidermal raft culture |
研究概要 |
1. Interferon-α(IFN-α)とretinoic acid(RA)の各細胞の増殖能に及ぼす影響 それぞれの細胞にInterferon-αを1000IU単独あるいはall-trans-retinoic acid 1 μ mol/Lと併用して添加培養し、その増殖能に及ぼす影響を調べた。IFN-α単独では扁平上皮由来不死化細胞株で約40%増殖を抑制したが、円柱上皮由来不死化細胞株では15%しか抑制できなかった。RAとの併用では、それぞれ90%、95%抑制され、その併用効果は特に扁平上皮由来化細胞株で著名に認められた。扁平上皮癌細胞株では、IFN-α単独でも80%程度増殖を抑制し、RAとの併用効果も認められた。一方、腺癌株では、IFN-αはRAに抵抗性を示した細胞でも30-40%の増殖抑制効果が認められ、併用効果も認められた。 2. IFN-αとRAの分化能に及ぼす影響 それぞれの細胞にIFN-αあるいはRAを培地に添加して、三次元培養を行った。培養終了後、collagen gelを回収しH-E染色で組織像の変化を調べた。扁平上皮由来不死化細胞株では、RAで分化の抑制が認められたが、IFN-αではその三次元構築の抑制が認められるのみだった。円柱上皮由来不死化細胞株でも同様の傾向が認められた。 3. アポトーシスとの関連 三次元培養で得られた組織標本において、in situ apoptosis detection kitでアポトーシスを検討した。どちらの不死化細胞株においてもIFN-α添加によりアポトーシスの誘導が確認された。RAでは、その効果は認めなかった。 *このようにIFN-αとRAを併用することで、前癌病変同様、腺癌にもその治療効果が期待できるものと思われた。IFN-αの作用機序にはアポトーシスの関与が示唆された。
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