研究課題/領域番号 |
09771377
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
浅川 修一 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30231872)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | BAC / DFNB8 / DFNB10 / ポジショナルクローニング / 21番染色体特異的コスミド / 家族性ろう / ゲノムシーケンス / 聴覚障害 / 21番染色体特異的コスミドライブラリー / APECED |
研究概要 |
21q22.3上には2種類の家族性聾原因遺伝子(DFNB8、DFNB10)がマップされている。我々は従来から21q22.3のマーカーMX1-D21S171間約3MbのBAC・コスミドコンティグの作成しゲノムシーケンシングを進めてきたが、本年もさらにシーケンスデータを蓄積し、新規遺伝子の探索や新たなマーカーの単離を進めた。従来この2遺伝子は同じ遺伝子の可能性もあると推測されていたが、我々の行ったゲノムシーケンスデータに基づく新たなマイクロサテライトマーカーを用いた連鎖解析によって、これらの遺伝子がマーカーLJ106を境にしてセントロメア側とテロメア側に分離される別個のものであることが分かった。 また決定した塩基配列をもとに昨年と同じくGenBank、DDBJなどの塩基配列データベースに登録されている既知遺伝子、EST配列との照合を行い遺伝子と予想される配列のマッピングを行った。またエキソン予測ソフトGrail.GeneScan等を用いて遺伝子の予測を行った。これらは遺伝子の部分的な推定情報であるため、実際に発現していることを確認し、遺伝子構造を決定するため、ノーザン解析、cDNAスクリーニング、RT-PCR、RACE法をおこなった。このようにした明らかにした遺伝子の中でCyclic nucleotide phosphodiesterase gene(PDE9A)など新たな遺伝子を5個、既知cDNAに対応する遺伝子1個を発見した。現在それらの遺伝子と家族性聾との関連を調べている。
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