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身体姿勢制御と空間識の解析による動揺病の適応過程の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09771385
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

添田 一弘  東京慈恵会医科大学, 医学部・耳鼻咽喉科, 助手 (50256400)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード動揺病 / リアルタイム足圧測定装置 / 姿勢 / 歩行 / 画像解析 / 儀コリオリ刺激 / コリオリ刺激 / Equi Test / 3次元画像解析装置
研究概要

昨年同様、動揺病に対する研究を行った。昨年はEquiTest(動的体平衡機能検査)を用いた結果を主に報告した。今年度は動揺病の誘発前後の姿勢すなわち直立時、足踏み時、歩行時について検討した結果を報告する。<対象>健康成人男女、主に20才代のボランティアを被験者とした。<方法>動揺病の誘発前後の姿勢すなわち直立時、足踏み時、歩行時について以下の装置を用いて検討した。今回はリアルタイム足圧測定装置による分析・ビデオ撮影のよる3次元画像解析・磁気センサーによる3次元の身体運動分析を行った。<結果>足圧測定装置の結果:直立時、足踏み時、歩行時いずれも動揺病誘発後は誘発前に比べ動揺面積、軌跡長、などほとんどのパラメータが増加する傾向がみられた。視覚的な軌跡チャートを参照すると明確であった。動揺病誘発前より姿勢制御が乱れたことを示唆した。ビデオ撮影による3次元画像解析、磁気センサーによる3次元の身体運動分析の結果:いずれも動揺病誘発後は誘発前に比べ、身体が前傾する姿勢とくに頭部が前屈する傾向がみられた。この結果も実際の映像や結果の画面において明確であった。過去に弾道飛行による微小重力下で被験者の頭部の姿勢が前屈になる傾向があるとの報告がみられ、今回の我々の実験結果との関連性が示唆される。すなわち、動揺病罹患直後の姿勢の変化や乱れは、自他に危険を察知させるという生体防御反応的変化という推察が成り立つ可能性を示唆する。<今後の研究に関する展開>今回使用した測定装置はまだ十分に普及していないこともあり、視覚的・描写的には結果を明確に理解できるが定量的分析法が確立していない。結果の表現方法などをはしめ現在も解析方法などを検討中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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