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α_2−アドレナリン受容体が眼圧の日内変動に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 09771435
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関広島大学

研究代表者

廣田 篤  広島大, 医学部附属病院, 助手 (10243560)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード眼圧 / 日内変動 / α_2-アドレナリン / βアドレナリン
研究概要

日内リズムを獲得した家兎の房水内cAMP濃度は点灯後6時間が、20.8±0.5pmol/ml、消灯後6時間が32.3±1.8pmol/mlと、暗いときが11.5pmol/ml多かった。しかし、暗いときのcAMP濃度の上昇は、0.01%のチモロール点眼、上頚交感神経節の切除、上頚交感神経節の節前切断で抑制された。0.1%ロウルシンの点眼は、明るいときのcAMP濃度を上昇させなかったが、暗いときのcAMP濃度を有意に増加させた。0.1%パラアミノクロニジンの点眼は、明るいときのcAMP濃度に影響を与えなかったが、暗いときのcAMP濃度を有意に低下させた。暗いときに0.1%PACを両眼に点眼し、片眼のみ0.1%ロウルシンを点眼すると、パラアミノクロニジンによるcAMP濃度の低下は、ロウルシンによって打ち消された。両側の上頚交感神経節の節前切断を行うと、チモロール点眼、パラアミノクロニジンの点眼ともに房水内のcAMP濃度を低下させなかった。
今回の結果から、家兎眼において、α_2-アドレナリン受容体は前シナプスのみならず後シナプスでも作用していること、α_2-アドレナリン刺激薬が作用するには内因性のノルエピネフリンの分泌が必要であることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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