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重症身障児、神経障害児における胃食道逆流症および腹腔鏡下噴門形成術に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 09771487
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児外科
研究機関大分医科大学

研究代表者

廣瀬 龍一郎  大分医科大学, 医学部, 助手 (90274753)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード胃食道逆流症 / pHモニタリング / 腹腔鏡下手術 / 重症身障者 / 重症身障児 / 噴門形成術 / 内視鏡下外科手術
研究概要

大分県下の障害児施設と連携し、各施設で療育中の重症身障児の中で胃食道逆流症(GER)の疑われる症例に対し、臨床症状、管理状況の調査およびGERの検査による評価を行った。スクリーニングとしてpHモニタリングを、主に当該施設の通常の管理下にて行い、大分医大での解析後、さらに疑診例に対し消化管造影検査、内圧検査を行った。治療方針については合同のカンファレンスにて決定した。
2年間の検討で2施設の2例がpH<4の時間率:15.8%(13歳男性)および11.8%(41歳男性)と手術適応に該当し腹腔鏡下噴門形成術を行った。また他の2例に単独の胃瘻造設術を行った。
噴門形成手術に際し、強度の脊椎変形による体型および噴門部の位置異常からワーキングスペースが狭く鉗子類の相互干渉が問題となり、手術体位とtrocarの部位設定に工夫を要した。両者とも肺合併症を有し全身状態も不良であったが、通常の8-10mmHgの気腹下で周術期の合併症は見られず、各種モニタリングにも異常なく、術後の早期、中期のQOLも良好であった。療育者のQOLも良好となり、訪問による懇談、教育講演と合わせ手術療法についての理解も進んできている。
今後スクリーニングを継続するとともに、長期的な視点で手術適応例、疑診例を含め各症例における病態の変化を追跡する予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hirose R.et al.: "Laparoscopic splenopexy for pediatric wandering spleen." Journal of Pediatric Surgery. 33. 1571-1573 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hirose R.et al.: "A laparoscopic pull-through operation for Hirschsprung's disease:report of two infant cases" Surgery Today. 29 in press. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松本敏文、廣瀬龍一郎 ほか: "重症心身障害者の胃食道逆流症に対する腹腔鏡下噴門形成術" 在宅医療と内視鏡治療. 3 in press. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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